友だちなんて、不良債権

「仕事仲間がいれば、友だちなんて要りません。人間関係で必要なのは、仕事仲間と恋人と家族だけですから。それだけで、豊かな人生を送ることができますよ。女の友だちが要らない理由はこうです。女の人に『友だちになりましょう』って言われるじゃないですか。俺を彼氏にするつもりもないのに、俺との関係性だけ保とうというのは、その女の人にとってだけ得になる取引じゃないかといって、即断ります(笑)。男の友だちが要らない理由は、簡単です。友だちになるような人だったら、一緒に仕事をするからです。戦友とか仲間は欲しいけれど、友だちなんてぬるい関係は要らないでしょう」

「友だちなんて作っているから、みんな無駄な時間を費やしているんですよ。友だちなんて、不良債権です。なので、ネットは便利です(笑)」

岡田斗司夫氏の考えに激しく同意しますね。
実際、今の私に友だちと言えるのは同じ職場の人ばかりです。何しろ1日8時間、週40時間、月160時間以上は一緒に当然と言えば当然なんですが、その人がどの町に住んでるか、結婚しているか、どうかぐらいは知って入るものの、その人の奥さんがどんな感じの人だとか、家族構成がどうだとかは、全然知りません。相手から聞かせられれば別ですが、こちらから知ろうとも思わないし、知りたくもない。純粋に仕事上の関係のみで、この方がさっぱりしてます。しかも、職場の忘年会とか、歓送迎会とかの飲み会関連は一切でないようにしてます。だって仕事だけだったらドライな関係が続けられるのに、そこに飲み会が加わると、途端にウェットな関係に変態するのがイヤなもので。またプライベートの方はどうかというと、共通の趣味の友だちと1ヶ月に1度、それも1時間か2時間程度会うだけですかね。それ以上はどうもベタベタしていやだなぁ。

そして女性が男性をフル時の常套句、「いいお友だちでいましょうね」というのは、女性特有の甘えや我が儘といった自己本位主義的な考えを、上手にオブラートに包んだものだったのですね。ユニークだなぁ、こういう考え方。

ところで「友だち100人できません」という本が密かなに売れているらしい*1。もちろんあの「友だち100人できるかな」のアンチテーゼ、というか「無理しない、流されない、焦らない生き方」をマッタリと考えてみようとのこと。それこそ昨日も書いた「自分は自分、他人は他人」*2という考え方、そのものではありませんか?

*1:

友だち100人できません 無理しないで生きる・考える心理学

友だち100人できません 無理しないで生きる・考える心理学

*2:http://d.hatena.ne.jp/cadence60/20070826/1188100122